みなさん、ごきげんよう。
みなさんは、歯の管理しづらさを感じることありますか?
私は歯並びがとても悪く、歯磨きもしづらかったため、若い頃から「歯列矯正したいなぁ」と思っていました。
でも、一昔前の歯列矯正は、100万円以上かかるイメージ。
当時の私にとっては、とても現実的に選べるものではありませんでした。
どこかで諦めていたのだと思います。
けれど近年、マウスピース矯正が広がり、以前より少し現実的な選択肢として見えるようになってきました。
そんな中で、アラフィフの私がマウスピース矯正を決断した、“未来の自分への投資”の話です。
いつまでも自分の歯で噛みしめたい

アラフィフになって思う。
「もう50歳」なのか、
「まだ50歳」なのかで、
これからの時間の見え方は変わる気がする。
私は49歳で、マウスピース矯正を始めた。
10年後も、20年後も。
できればその先も、自分の歯で噛んで、美味しく食べて、ちゃんと身体を使って生きていきたかったからだ。
ただ、60万円台という費用は決して小さな金額ではなかった。
「今さら、50歳近くになって歯列矯正なんて必要なの?」
「本当にそこまでお金をかける価値がある?」
そう迷った時、背中を押したのは日々見つめている「現場」の光景だった。
看護師として現場にいると、「食べられなくなること」が、どれほど身体や生活に影響していくかを感じる場面も少なくない。
点滴の管につながれ、もう一度自分の口で味わうことを望む患者さんの姿に触れるたび、いつも胸が締め付けられるような思いをしていた。
また、年齢を重ねても元気に生活している方は、自分の歯でしっかり食事を楽しめている方が多い印象もあった。
もちろん、歯だけで健康が決まるわけではない。
それでも、自分の口で食べられることは、これからの生活を支える大切な土台のひとつだと感じていた。
そんな思いが、いつの頃からか私の中にあった。
年齢とともに変化する口腔内事情
年齢を重ねるごとに、
- 歯周環境
- 咬合(かみ合わせ)
- 咀嚼力
- メンテナンス性
- フレイル(衰え)
といった、“口の機能”に関する問題が少しずつ現実味を帯びてくる。
若い頃は気にならなかった小さな違和感も、「食べ物が詰まりやすい」「歯磨きがしづらい」「フロスが通しにくい」「顎が疲れる」など、“日常の管理のしづらさ”として現れてくることもある。
最近では「オーラルフレイル(口腔機能低下)」という言葉も広まりつつある。
口腔機能の低下は、単なる“歯の問題”ではなく、食事・栄養・筋力低下・生活機能にも関わると言われている。

人生100年時代。
「もう50歳」ではなく、“これからまだ50年ある”という感覚で、自分の口腔環境を考えるようになった。
看護の現場で感じていた「食べることの大切さ」と、自分のこれからの50年が、カチリと音を立ててつながった。
今、ここで決断しなければ、いつか後悔する日がくるかもしれない、と。
私の歯並び
特に気になっていたのは、下の前歯が二列のように重なっていたこと。

さらに上の歯にも、内側へ入り込んでいる部分が2か所あった。

そこに食べ物が入り込みやすく、若い頃はすぐ取れていたものが、年齢とともに少しずつ取れにくくなってきた。
歯ブラシも入りづらい。
食べる時にも、少し違和感がある。
ひとつひとつは小さなこと。
でも、
“この先、もっと管理しづらくなっていくかもしれない”
そんな危機感が、現場の経験と重なって確信に変わっていった。
マウスピース矯正を決断
歯科で相談すると、気になっていた前歯の重なりは、矯正で改善できるとのことだった。
ただ実際には、自分ではそこまで気にしていなかった奥歯も含め、全体として歯並びを整える選択肢もあった。
- 奥歯から全体を整える場合:約4年
- 気になっていた前歯中心なら:約2年半
ただ、料金自体はどちらを選んでも変わらなかった。
さらに全体を動かす場合は、顔の印象もかなり変わる可能性があると言われた。
私は、顔の印象までは変えたいと思わなかった。
奥歯は、多少の傾きがあっても、自分なりにケアできている感覚があった。
“完璧な歯並び”より、この先も、自分で管理し続けられることを優先して、私は前歯中心のマウスピース矯正を選んだ。

高くないと思えた
マウスピース矯正は、決して安いものではない。
実際、費用は60万円台。決して気軽に出せる金額ではなかった。
でも、「60万円」という数字を「これから生きる50年」で割ってみたとき、ふっと肩の力が抜けた。
1年あたりに直せば、約1万2千円。
ひと月なら、わずか1千円ほどだ。
80歳、90歳になっても自分の歯でシャキシャキと好きな物を噛み締め、笑顔で大切な人と食卓を囲んでいる未来の自分を買いにいくのだ。
そう思った瞬間、それまでの躊躇が「未来の自分への投資」という、すとんと腑に落ちる納得感に変わった。
もちろん、医療費控除の対象にもなるため、確定申告もしっかりと行った。
アラフィフになると、「今困っていないか」だけではなく、10年後、20年後も自分の身体で生活していけるかを考えるようになってくる。
だから私は、「どう老いるか」ではなく、“どう整えながら生きていきたいか”と考えた時の、選択肢のひとつとして歯列矯正を選んだ。
初めて透明なマウスピースをはめたとき、じわりとした締め付け感とともに、「よし、ここから始めるぞ」という、どこか晴れやかな覚悟が満ちたのを覚えている。
自分で選んだこれからの50年。
20年後、30年後の自分が、この時の私を褒めてくれると信じている。
現在の私は、歯列矯正を終え、リテーナー期間に入って半年ほど経ちました。
毎日の歯磨きで、歯ブラシが隅々まで届く。
綺麗に磨きあがる歯をみて、毎日満足しています。
そしてもうひとつ。
笑った写真を見て、自分の歯並びに「歯並び悪ー」と思うこともなくなりました。
Win-Winです。

歯列矯正を迷っている方や、「今さらかな?」と躊躇している方の参考になれば嬉しいです。
🌿 関連記事
噛むことを意識したブランチについて記事にしています。

コメント