サンゴ礁が土台
海藻やケルプの
仕切りや屋根
貝殻や骨
自然素材の装飾や道具
建物というより
育っている
足場は柔らかく
自然と一体感
夜の
光る発光体
満潮時
床下まで水が満ち
コースティクスで
揺らめく
視線の先は
常に水面と空
風の音
雨の音
海の音が
スーッと
身体をぬける
—— 感情のスパークル
┬┴┬┴ Interpretation ┬┴┬┴
Ⅰ.呼吸するアワトゥル
この詩で描かれているのは シリーズ第3作
アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ の
メトカイナ族(海の民)が住む村 アワトゥル滞在記
サンゴの成長や潮の流れに合わせて形を変える
固定されない呼吸する建築
海藻や貝殻 骨といった生命の痕跡そのものが
装飾であり支柱となり
生命そのものが構造体として
空間を形づくっています
満潮時に床下まで満ちる潮
そこに生まれる
コースティクス(光の揺らぎ)
柔らかな足元に広がる
淡いバイオルミネッセンス(発光体)
それらは
時間や循環を可視化する装置のようで
昼も夜も
優しい光で身体を包み込む
視線の先には常に水面と空があり
風や雨 海の音は
耳で聞くというより
骨や肌を通って
スーッと身体を抜けていく
この空間は
自分たちも自然の一部であるという
謙虚な哲学を
体感として刻み込む場所なのだと思う

© 20th Century Studios
Avatar公式サイトより
メトカイナ族の村(アワトゥル)
Ⅱ.更なる没入体感へ
映画は
まず アワトゥルという場所に
私たちを静かに招き入れ
そこから
海の世界へと
視野をひらいていく
そこでは
海の生き物たちとの共存が
特別な理念として語られるのではなく
当たり前の生き方として
淡々と
描かれていく
アワトゥルの海で共生する生態
ここでは
キューをつなぐ瞬間の距離感や
イルの背に身体を預けたときの重心の移動
トゥルクンと並走する際の水圧や速度までが
映像としてではなく
身体の感覚として
迫る
そして物語は
その関係性を守るために
戦うことを選ばざるを得なかった瞬間へと
静かに
流れる
それらを守るための行動も
物語として理解する前に
自分がその場に居合わせている感覚として
立ち上がる
弓の音や銃の音は
スクリーンの向こう側で鳴っているのではなく
こちらに向けて
放たれているかのように響き
気づけば
身構えてしまうほど
近い
だからこそ
戦いのシーンは
クライマックスとして盛り上がるというより
アワトゥルの世界に没入したまま
現実に引き戻されるような
強い体感として
残る
20th Century Studios公式より
映画『アバター3(Avatar: Fire and Ash)』特別映像
Ⅲ. あなたもパンドラの世界へ
こんな
「世界に行ってきた感覚」
体験してみたくありませんか
これは
映像を観るというより
もう
パンドラに
アワトゥルに
滞在してきた
そんな感覚になります
できれば
ぜひ
IMAX3Dで
体験してほしい作品です
Ⅳ 最後に
ひとつ
強く心に残ったのが
クオリッチ大佐の選択
20th Century Studios公式Instagramより
映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
クオリッチ大佐と息子スパイダー
彼は
倒されたわけでも
裁かれたわけでもない
息子スパイダーを守り
ジェイクに助けられ
ネイティリに矢を向けられながらも放たれず
それでも
その場に留まることを
選ばなかった
パンドラの世界が
つながりの中で生きる場所だとするなら
彼は最後まで
その回路に接続できなかった存在
だったのかもしれない
あれは
敗北か
贖罪か
それとも
居場所を見失った末の
ひとつの選択だったのか
そしてその選択は
終わったのか
それとも
続いていくのか
2029年公開予定の
アバター4が
とても楽しみですね
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🎞 Sounds of Pandora: Days of the Western Frontier
青空の下、
まだ見ぬパンドラの西部辺境に響く生命の鼓動。
「エイワ」のエネルギーを感じながら、
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@AvatarOfficial にはほかにも
Pandora Night、Pandora Rain など、
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